こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
今回は、少子高齢化でインフラの維持が難しくなる件というテーマでお話したいと思います。
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今までもこのブログでは、少子高齢化社会を突き進んでいく日本における様々な弊害について書かせていただく機会が多かったですが…
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インフラの維持が困難に
今回は特に地方を中心に道路、橋、トンネル、鉄道網、電気、水道などのインフラの維持が今後難しくなっていくだろうというお話です。
これ…トンネルだいぶヤバくないですかね…。
さて、日本は高度経済成長期に国土の均衡ある発展を目指し、道路、橋、トンネル、鉄道網を全国のありとあらゆる地域に張り巡らせてきました。
しかも、将来の人口が減少していくと分かっていながら、つい最近までそんなことを続けてきたのです。
いや、まだ今に至ってもリニア中央新幹線をどうするかでJR東海と静岡県が大揉めに揉める事態になっていますね。
しかし、いよいよ少子高齢化の弊害が表面化してきて、地方を中心に人口が減少してきており、インフラの維持管理が困難になってきています。
インフラ維持が難しくなる理由
その理由は以下のようなものです。
-
生産年齢人口が急減することにより、道路工事など維持管理に必要な人員の確保が困難になる。
- 高度経済成長期に急増したインフラの更新時期が同時期に訪れるので、莫大な費用負担が地方自治体を直撃する。
実際問題として、例えば山奥のもうほとんど人が住んでいない地域でもインフラを維持しなくてはなりません。
余裕のない自治体はインフラを維持するために医療などの他の予算を削減するか、増税するか、借金をするかしなければならず、結局そこに住む住民に大きな負担を強いる結果となります。
インフラの建設費は国からの補助金や交付金が手当されますが、維持更新費については国から手当てがないからです。
僕の身の回りに起こっていること
僕の住まいは田舎にありますが、数年前に水道料金の値上げが行われました。
理由として、水道管の更新時期に差し掛かっているが費用捻出が難しく、また過疎化や節水技術の発展により水道料金が思うように徴収できなくなっているのでご理解願いたいというようなことでした。
また、近所の川にかかる小さい橋は補修できないためか通行止めになっています(迂回路がすぐ側にあるので必要ないと言えば必要のない橋ですが…)。
しかし、恐ろしいのはこれがほんのまだ序の口でこれから5年、10年とどんどん不便になったり、費用負担が増えていくんだろうなということです。
年収が毎年10万ほど上がったところで、税金も含めて生きていくだけで最低限必要になるお金がどんどん増えてとても辛いですね。
地方に住んでもこれから先良いことはないでしょうが、結局都会も後追いで少子高齢化の波が押し寄せてきます。
自身の将来の住処を何処にするかは、これから先生きていく上でみんなが真剣に考えないといけない問題だと思います。
では、また次回。