こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
今回は、日本の行く末「2025年問題」についてお話したいと思います。
まず、今回記事を書かせていただく元になった本をご紹介しておきます。
沖合雅司さんの『未来の年表』という本です。
シリーズで2冊出版されています。
日本の少子高齢化に付随する諸問題の毎日の変化は微々たるもので気付きにくいですが、着実に急速に僕たちの足元を蝕んでいきます。
なるべく僕たちの身近な問題について取り上げます。
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未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)
- 作者: 河合雅司
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未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること (講談社現代新書)
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未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書) [ 河合 雅司 ]
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では、本題です。
みなさんは2025年問題というのをご存知でしょうか?
僕は以前に日本の出生数が激減しているという趣旨の記事を書きました。
日本の現在の人口動態はいびつな逆ピラミッドを形成していて、この先も先細りしていくことがほぼ確定的です。
さて、このまま6年後の2025年を迎えた日本は…
約800万人いるとされる「団塊の世代」が後期高齢者の層に突入し、国民の3人に1人が65歳以上、6人に1人が75歳以上になります。
毎年の死亡者数は150万人を超えて、出生数の2倍になります。
「超高齢者・人口減少大国」の誕生です。
ロスジェネ世代と団塊の世代が共倒れ?
地方の若年層はどんどん減り、少子高齢化の問題が東京圏など大都市部に波及していきます。
増える高齢者に対して医療機関、介護施設などの整備が追い付かず、また認知症患者の増加(国民の10人に1人)、年々増え続ける社会保障費の膨張などの問題が表面化していきます。
家族の支えを頼ろうとしても、未婚率の上昇、共働き世帯の増加によって支える側にも余裕がなく、さらに晩婚・晩産の影響で子供の世話と両親の世話両方をしないといけないダブルケアという板挟みにあって支える側が先に潰れてしまうケースも出てくるでしょう。
また、「団塊の世代」を支える側の「団塊ジュニア世代」は「就職氷河期=ロスジェネ世代」でもあります。
ロスジェネ世代は非正規雇用で働く人も多く、支える側に経済的な体力がないことも問題です。
僕は現在30代半ばですが、両親はまさしく団塊の世代で、もし仮に僕に子供がいたとしたら、5年後くらいに関わってきそうな問題なのだろうなと思います。
増える空き家問題
高齢者を地方に残し、その子供世代は核家族を形成し都心で暮らしているという家庭が増えていますね。
地方に残してきた高齢者が亡くなると、その居住していた家が空き家になってしまいます。
野村総合研究所の調査によると、2018年の空き家率は16.9%で、2023年には21%、2028年には25.5%に達すると見られています。
この問題、僕にとってもかなり深刻な問題です。
僕には2人の兄弟がいますが、2人も所帯をもって出て行っています。
僕は現在実家にいますが、田舎で不便なのでいつか家が落ち着いたら出て行きたいと思っています。
しかし、実家以外にもいくつかの不動産と負動産があるので頭を悩ませています。
相続放棄をすることは簡単ですが、あとの2人の兄弟に負担がかかってしまうんじゃないかと悩みます。
増える空き家は個人にも、管理する国や行政にも負担になるでしょう。
如何でしょうか?
他にも様々な問題が起こってくると思いますが、特に身近な問題について取り上げさせていただきました。
あと6年後の未来について考える機会になれば幸いです。
では、また次回。