こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
預金口座に手数料を検討し始めている銀行が出てきたので記事にしたいと思います。
まずは以下の記事をお読み下さい。
金融業界で、最近、預金口座の維持のため手数料をとることを検討する動きが出ています。日銀のマイナス金利政策で金利が低くなり収益が悪化していることも背景にありますが、利用者の負担が増えるだけに今後、議論となりそうです。
国内のほとんどの金融機関は個人や企業が無料で預金口座を持てるようにしていますが、海外では、通帳の発行や不正取引の監視にコストがかかっているとして手数料をとるところもあります。
ところが最近、金融機関の間で、利用者から手数料をとることを検討する動きが出ています。
日銀が追加の金融緩和策としてすでにマイナスとなっている短期の金利をさらに引き下げた場合、収益がますます悪化するというのが理由です。
19日記者会見した全国銀行協会の高島誠会長は、今後、日銀がマイナス金利を引き下げることを決めれば影響が大きいと懸念を示しました。
また預金口座の利用者から手数料を取ることについては「預金口座はキャッシュレス決済などにも利用され、維持管理のコストが高まっている」と述べ、コストの増加が経営課題になっているという認識を示しました。
一方、同じく19日記者会見した日銀の黒田総裁は「それぞれの金融機関が経営判断で決めることだ」と述べ、是非については明言しませんでした。
低金利で利息がほとんど付かない中、手数料は口座の利用者には負担となるため、日銀の今後の対応とともに議論になりそうです。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190920/k10012090801000.html
日本も給料は上がらないのに、物価ばかり上がるスタグフレーションの様相を呈してきています。
先日、関西の某激安ファミリーレストランに行ったのですが、少し前に300円くらいで食べられたものが、500円くらいかかるようになっていて大変驚きました。
増税前なのにですよ。
10月に入ると消費税も上がりますし、銀行にお金を預けて僅かな金利を得ても、物価を考慮すると実質的には元本割れを起こしてしまっていますね。
その上、引出や振込に手数料がかかるところもありますし、もう銀行にお金を預けておく意味ってあるのかと思ってしまいます。
そもそも僕たちは銀行を金庫のように使っていますが、本来的な意味で言えば銀行にお金を貸しているわけです。
銀行は僕たちから借りたお金を必要なところに融資し、利息で儲けを出しています。
ですが、超少子高齢化とバブル崩壊の悪夢から、積極的に銀行からお金を借りて新しく事業を展開するような企業は少なくなってきており、銀行も苦労しています。
と…ここまではまだ銀行にとっても良かったのです。
民間の銀行は無理に融資先を探さなくても、日銀にお金を預けるだけで利息を受け取ることが出来ていました。
銀行にとって本格的に辛くなったのは、「マイナス金利政策」からです。
マイナス金利政策によって、民間銀行が日銀にお金を預ける際に一定額までは利息が貰えますが、その額を超えると利息は0になり、さらに預けると金利がマイナスになり預ければ預けるほど利息が減ってしまう事態になったのです。
(まぁ、それでもまだ利息を受け取れてはいるんですが)。
最近、『銀行カードローン』のCМを見かけることが多いと思いますが、企業にも貸せず、マイナス金利により融資先に困った銀行が個人に対して融資をするためにやっています。
ですが、こんなことが本来の銀行の目的でしょうか?
もう「銀行」は要らない世の中になってきているのではないでしょうか?
それこそ国営の金庫のようなものがあれば十分に感じます。
では、もし預金口座に手数料がかかるようになったらどうすればいいでしょうか?
①余分な預金口座は解約しましょう。
②銀行口座はネット銀行などの手数料の安いところに変えましょう。
③当面使わないようなお金は、投資するしないに関わらず管理手数料のかからない証券口座などに逃がすようにしましょう。
また、これからも物価上昇が見込まれます。
スタグフレーションの進行に備えて投資の勉強をしておきましょう。
投資はすぐにする、しないに関わらず知識として深めておくようにしましょう。
僕の母親が若かりし頃、銀行の預金金利が8%という時代があったようです。
1億円あれば1年で800万の利息が付いたということです。
「利息だけで普通に生活できるやん…」
しかも、当たり前のことですが8%は複利ですからね。
夢のような時代ですね。
今なんて、庶民はある程度勉強して、ローリスクローリターンで年利5%を目指そうという時代なのに。
ただ銀行で預けているだけでいいなんて。
では、また次回。