こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
今回は投資をするに当たって重要な考え方となる複利についてお話させていただきます。
みなさんは投資と聞くと、どれくらいのお金をかけて、どれくらいの期間で、どれくらい儲けるものだというイメージをお持ちでしょうか?
例えば100万円という金額を何かに投資するとして、1年後どれくらいになっていたらいいなと思いますか?
150万?200万?300万でしょうか?
もし、そういった金額を考えた方がいましたら、それはただの投機です。
投機とは、株や為替などで市場の短期間の変動の差益だけを狙って行う売買取引のことで、センスや才能、情報収集力のない人が行うとただの丁半博打、ギャンブルにしかなりません。
中にはこういった投機に借金(信用取引など)をして参戦する方がいますが、そういう人たちがすごい額の借金を背負って破滅してしまったりするため、投資と投機を一緒くたにして、投資も怖いものだというイメージになってしまっている場合が多いです。
投資とはゆっくり時間をかけて水をあげて木を育てるイメージです。
(具体的な投資法については後日お話します)。
では、投資として目指すべき年間の現実的な金額はどの程度でしょうか?
100万が元手なら、一般的に5%程度の利子を載せた105万程度が目標とされます。
「えっ…そんな少ないと年間の携帯代くらいにしかならないよ…」と思った方もおられると思います。
ですが、それはあくまで最初の1年での話で、その次の年はその105万に5%の利子が載ることを目指します。
何年もそれを繰り返すと利子にも利子がついて雪だるま式に資産が増えていきます。
これを複利と言います。
逆にその年、その年で利子が確定してもらうのを単利といいます。
投資で大事になってくるのが前者の複利という考え方です。
100万円を20年間複利運用した場合265万(利息だけで165万)になります。
他方、単利運用だと200万(利息は100万)です。
複利での儲けでのざっくりした計算方法に 72の法則というものがあります。
72÷利率=2倍になる年数というものです。
仮に100万円を元手に毎年5%で運用するとして元手が2倍になるのは…と計算すると72÷5の14.4となり、だいたい14~15年で2倍になる計算になります。
今回はざっくりと複利というものについて書かせていただきました。
投資を行う上で非常に大事な考え方です。
次は、投資についてもう少し突っ込んだ内容を書かせていただきたいと思っています。
では、また次回。