こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
ここ数年、語学習得(主に英語)が巷で推されているのですが、語学習得に過度な期待を持っている人が多いと思うので記事にしたいと思います。
最近、語学習得(主に英語)が流行っていますよね。
僕自身も英語は好きな方で、勉強しています(正直最近はだいぶさぼり気味です)。
何事でも向上心を持って取り組むことは素晴らしいことだと思いますし、素敵なことだと思います。
ですが、もしあなたが語学習得を趣味の範疇を超えて、“何か目的”を持って取り組もうとしている場合、過度な期待を持つことは止めた方がいいかも知れません。
例えば、現在全然英語を使わない仕事をしているのに、特に何がやりたいというわけでもなく何となく転職をしたいからという理由で語学習得に取り組んでみたりしても大抵長続きしません。
語学習得は長年の鍛錬が必要で、かつ能力を維持するのがとてもしんどい分野です。
“勉強”というよりは一種の“スポーツ”です。
ただ机に噛り付いて参考書などを読んでみても、一向に身に着きません。
音読やリピーティングやシャドーイングなど細かいテクニックを駆使しながらコツコツと能力を積み上げねばなりません。
「簡単な文章でも口をついて出てこない」ということがありますが、日本人はそういう訓練をしていない人が多いから出てこなくて当然なのです。
また、身に着いた語学の能力を維持することは、“エスカレーターを逆走すること”に喩えられます。
何もしないでいるとすぐに能力が落ちてしまうので、日々全速力とは言わずとも、それなりのペースで走り続けなくてはなりません。
転職やお金を稼ぐことだけを考えたら、語学習得よりも他にやるべきことはあるでしょうし、“好き”という気持ちと潤沢な時間がなければモチベーションを保って勉強を続けるのは難しいと思います。
語学習得に一番いいのは“英語を話さないと生活できない状況”に1~2年飛び込むことですが、例えば留学するなど思い切ったこともなかなか出来ないと思います。
では、もしあなたが語学習得に力を注いで、ビジネスレベルで使える語学力を身に着けたとします。
でも、それでは単に“語学の出来る人”でしかないわけです。
大切なことは、“語学を習得して何がしたいのか”です。
趣味でやる分にはいいですが、実用的には語学は単なるツールでしかありませんから、それを使ってやりたいことがあって初めて役に立つものです。
趣味レベルでいえば…例えば“洋画を字幕なしで観れるようになりたい”とかそういう目標でもいいかも知れませんね。
また、実用的な面で語学学習が要らなくなりそうに思う要因として、機械翻訳がずいぶん実用的になってきているということが挙げられます。
日本語のような口頭レベルでは複雑な構造の言語ではまだまだな部分がありますが、英語のようにシンプルな構造の言語ではかなりの精度で翻訳することが出来ます。
機械翻訳を使う側が意識的に平文で話すことを心がければ、近い将来世界中の人々とコミュニケーションをとれるようになるのではないかと思います。
さて、今回は語学習得の大変さと実用性について書かせていただきました。
大変ではありますけど、楽しんで取り組む分には語学は良い趣味だと思います。
「これから英語を勉強してみようかな~」という方のために、最初にやるのにちょうどいい参考書をご紹介します。
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では、また次回。