こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
今回は、消費税10%をテーマにお話したいと思います。
さて、いよいよ来月消費税が10%に上がりますね…。
みなさんは、何か対策はしていますか?
僕は、正直何もしていません。
もちろん、お金の勉強などは続けていますが、消費税が上がるからといって右往左往してもあんまり意味がない気がします。
2014年4月に8%になった時は、日用品などのストックを買ったりしたのですが、それよりも普段の行動を見直して、無駄な支出を削る方が有意義だと気付きました。
支出を減らすことは、日本の経済のことを考えるなら良くないことかもしれませんが、自衛のためには致し方ないことです。
アメリカの逆イールド(長期金利と短期金利の金利が逆転し、短期金利が急騰する現象で、理由は分かっていませんが、過去を見るとこれが発生すると景気後退局面が来ています)の発生、ドイツ銀行の破綻の懸念など、投資を始めるのは難しいタイミングですが、支出を減らし、投資に向かうというのが、これから生きていく上で非常に重要になってくると考えます。
さて、来月上がる消費税…一体どこまで上がっていくのでしょうか?
年々増えていく社会保障費を賄うために、15%…いや20%必要とも言われています。
給与所得が大きく伸びないのに、取られるものばっかり増えて、世の中のシステムが大きく変わらない限り、若者が結婚したり、子育て出来るような状況ではなくなっていきますね。
では、ここで消費税が一体何にどれだけ使わているのかについて見てみましょう!
朝の情報番組『モーニングショー』より
1990年と2018年の一般会計税収を比較したものです。
一般会計税収の総額はほとんど変わっていませんが、その税別の構成は随分変わっていますね。
簡単にいうと、所得税と法人税の税率が引き下げられていて、その引き下げられた分を消費税の増税で賄っているような形になっています。
所得税は累進性の高い税金ですので、たくさん稼いだ人はたくさん税金を納めなければならないです。
しかし、消費税は貧乏な人もお金持ちの人も消費に対して均等に平等に税金がかかるので、逆進性の高い税金と言われています。
例えば、年収100万の人も年収1億の人も同じものを買えば同じだけの消費税がかかりますよね。
同じだけの負担を強いられても、収入から言えば年収100万の人の方が生活には厳しいわけです。
所得税率や法人税率が下げられて、消費税率が上げられてしまうと『富める者は、ますます富み、貧しき者はますます貧しくなる』を地でいくことになりそうですね。
これからは、色んな意味で激動の時代がきます。
日々の生活で忙しいでしょうし、将来のことを憂うばかりで、今を楽しめないとダメですが、準備できることは準備しておきましょうね。
では、また次回。