こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
今回は、10万の給付金は何に使いますか?結局増税くるよね?というテーマでお話したいと思います。
給付金配布といつか来る増税
新型コロナウィルスへの経済対策に関する現金給付がいよいよ始まります。
生活にゆとりがなくなってしまった方は生活費に充てることになろうかと思いますが、今のところ生活が大きく変わっていない方は「何に使おうかなぁ…」なんて考えているのではないでしょうか?
もちろん、日本の経済のことを考えるのなら使った方がいいとは思います。
しかし、よく考えて下さい。
“給付”というのは基本的には“受益者負担”です。
いつも分かりやすいバラまきが行われると、その後に行われるのは回収(増税など)です。
結局、僕たちの元に届く10万円は増税で回収されてしまうのでしょう。
増税って本当に必要?
こういう話になると必ずこう言う方々が現れます。
「そりゃあ、そうだろう。給付金総額13兆近くの財源が必要なんだから…」
「日本は借金大国だし、そんな湯水のようにお金を使えないんだから仕方ない…」
「国民一人当たり900万ほどの借金があるんだし、税金で返していかないと…」
でも、ちょっと待ってください。
それって本当なんでしょうか?
今は増税なんて必要ないし、むしろ害悪
まず、基本的なこととして日本の借金(国債発行残高)とは単に通貨発行残高に過ぎません。
誰かの負債(借金)が誰かの資産(お金等)である以上、負債がなければ市場にお金は増えないのです。
国債は僕らがイメージするような借金ではないので別に減らす必要はないのです。
もっと言えば、増税して国債を返済しようなんて考えたら、国にお金が吸い上げられて市場からお金は消えてしまうことになります。
これって何かと矛盾していませんか?
そうです。
日本はずっとデフレに苦しんでいます。
政府・中央銀行はデフレから脱却するためにインフレ目標を定めて、なんとかインフレにしようとしています。
しかし、増税で市場からお金を吸い上げてしまうとお金の価値が上がってしまい、相対的に物の価値が下がる(デフレ)が進行してしまうのです。
よく言われる「アクセルを踏みながらブレーキをかけている」と言われる矛盾した状態です。
じゃあ、どうすればいいのか?
これは非常に簡単です。
インフレ目標を達成するまで、お金を刷り続けて市場に回せばいいのです。
「そんなことしてハイパーインフレにならないの…?」などと心配される方もおられるかと思われますが、その心配はありません。
もちろん無限にお金を刷ったらそうなってしまうかも知れませんが、物価安定的に上昇するまで刷って調整すればいいだけです。
現状の日本では100兆や200兆刷っても大丈夫です。
「えっ…?それだけ…?」
「それだけです。」
「なんでそんな簡単なことしないの?」
「さぁ?なんででしょうね…しない方が都合のいい人達がいるのかも知れませんね。」
勉強してみると面白いかも知れません(^^)/
では、また次回。