こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
今回は、車の走行距離課税案についてお話したいと思います。
みなさん、政府から新たな増税案が出ていることをご存知でしょうか?
その名も「走行距離課税」といいます。
現行の自動車税を走行距離課税に変更しようという案なのですが、車で走った距離に応じて税金を課そうというもので、海外ではニュージーランドで既に導入されており、1000キロ毎に5,000円もの税金が発生しています。
もし、この法案がニュージーランドと同じ条件で日本でも導入されたら、庶民とりわけ公共交通機関の発達していない地方の人々にとっては相当厳しいものになると思います。
地元を捨てて若者が更に都心へ出てくるきっかけとなり、ますます東京一極に歯止めがかからなくなりそうです。
また、車が売れなくなり、日本を牽引している自動車産業にも痛手となるのではないかと懸念されます。
僕個人の車の使用の話をすれば、通勤と休みの日のちょいのりくらいですが、それでも年間10万キロくらい走ってます。
とすると、年間50,000円くらい払うことになるわけですね…。厳しい…。
また、もっと厳しいのはタクシーやトラックなどの輸送業でしょう。
増税分が輸送費に転嫁されるなら私たち消費者にとって厳しいですし、されないとしたら輸送業で働く方々にとって厳しいものになるでしょう。
そもそも車というのは、現状でもガソリンを入れるとガソリンの価格にガソリン税が含まれています。
たくさん走ってガソリンを使えば使うだけ税金が課せられているわけです…。
そう考えると「走行距離課税」と「ガソリン税」は税金の性質が同じで、税金の二重取りと言えなくないです。
やはり生活に必須のものに税金を課すと、取りっぱぐれがないので課税対象になりやすいです。
数年前、案だけが浮上して現在は立ち消えになったものに携帯電話の使用に税金を課そうという「携帯電話税」というものもありました。
生活に必須のものに税金を課せられると、別のところで節約してバランスを取らざるを得なくなるので、日本全体の消費活動が鈍くなって経済が悪化してしまいますので、税金を取りまくるというのも良いことではないですね。
結局、僕たちは生活を自衛していかねばなりません。
その為にも日々の色々なニュースにアンテナを張って心の準備を致しましょう。
それと共に、一緒にお金に対する勉強をしていきましょう。
では、また次回。