こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
今回は、労働者にとっては大きな関心となっている働き方改革と副業解禁についてお話したいと思います。
働き方改革は、2019年4月より順次施行されています。
僕が働く会社でも、働き方改革の残業規制で生活残業をしていた方々の年収が20万~30万ほど下がってしまう見込みです。
さて、働き方改革には以下の2本の大きな柱があります。
①過労死ゼロ(残業規制)
②副業解禁(多様な働き方)
でも、よくよく考えるとこの2つの柱矛盾していませんか?
働き方改革は、従業員の過労死を防止する為に導入されているのに、他方、削られた残業代を補填させるために副業を推進しているように見えます。
これでは過労死はなくならないのではないでしょうか?
実は、この働き方改革による副業解禁は「解雇規制緩和」へ向けた動きではないかと見られています。
日本の企業はこれまで終身雇用を前提として、就業規則に兼業禁止を掲げてきました。
「あなたの生涯の生活を保障しますから、脇目を振らずにうちでの仕事に集中して下さい。」といった具合です。
つまり、裏を返せば働き方改革の副業解禁は「あなたの生活の保障は出来なくなるので、自分で生きていける道を模索してくださいね。」と言っているようなものなのです。
日本はこれから先ドラスティックに変化していきます。
働き方一つとっても今のまま10年、20年と働けることはあり得ません。
今は大企業に勤めていて安心だと思っている人にも、解雇規制が緩和されたら少額のお金を渡されて「はい、さいなら~!」ということが起こってきます。
もし、あなたの会社が副業を出来る職場であるなら是非チャレンジしてみて下さい。
その時に大事なことは、副業を「空いた時間に生活資金の補填の手段」と捉えるのではなく、「もし主業がなくなった時に自分の生活を支えていくもの」と捉えることです。
その為にも、時間を切り売りするような副業ではなく、知識やノウハウやスキルを身に着けて自分一人でもやっていける副業にチャレンジするのがいいと思います。
最近ブログでネガティブな記事ばかり書いているように思いますね。
本当はポジティブな記事も書きたいんですが、日本の先行きを考えたら暗めのニュースが多いのが現状です。
でも、現状をきちんと把握するって生きていく上で大事なことです。
社会は僕らの母親ではありません。
後で「そんなの聞いてないよ~!!」と怒ったところで、「勉強していないあなたが悪い!自己責任!」と切り捨てられてしまいます。
たまには明るい記事も書こうかな…。
では、また次回。