こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
今回は、若者の車離れが深刻というテーマでお話したいと思います。
若者の車離れ
今年の新成人(1999年4月2日~2000年4月1日生まれ)1,000人を対象に実施された「2020年新成人のカーライフ意識調査」
実施機関:ネットエイジア株式会社
で以下のようなことが分かりました。
- 新成人の過半数は運転免許を保有している。
- 保有していない新成人も3割近くが保有予定である。
- 都市部より地方の方が運転免許保有率は高い。
また、運転免許保有者564人を対象にマイカー(バイクを除く)を持っているか?という問いには…
- 3割が持っていると回答
- 1割が購入予定であると回答
運転免許を取得していてもほとんどの人がマイカーを所有していない実態が明らかになりました。
では、車を所有する予定のない人は、車を持たない理由をどのように挙げているでしょうか?(回答は複数回答方式)
主だったものを見ていきましょう。
- 購入費用を負担に感じる(50.9%)
- 燃料代や修理費など、維持費がかかる(33.8%)
- 車以外の移動手段が充実しており、車に乗る必要性がない(31.1%)
- 交通事故・トラブルを起こしたくない(24.3%)
- 手入れが大変そう(22.8%)
- 交通事故・トラブルに遭いたくない(19.8%)
車は維持費がかかるし、トラブルが付き物
如何でしょうか?
僕は現在30代半ばですが、まだ今の新成人ような感覚はよく分かります。
まず第一に、車という金食い虫にお金をかける余裕がない。
自動車本体の購入費用…メンテナンス費用、各種税金…保険…ガソリン代…。
いくらくらいかかっているのか計算したことはないですが、僕のような軽自動車乗りでも、それなりにお金がかかってきます。
田舎に住んでいて、公共交通機関が発達してない(むしろどんどん衰退している)ので、致し方なく乗っています。
公共交通機関の発達した都市部に住んでいたら、まず真っ先に車を断捨離したいです。
また、交通トラブルについても怖いなと常々思っています。
僕自身が運悪く人に怪我をさせ加害者になってしまったこともありますし、随分悪質な煽り運転の被害者になったこともあります。
交通トラブルは、「自分がしっかりしていれば起こらない。」という類のものではなく、周囲を通行人や車両を運転する人のモラルや判断の影響を大きく受けます。
近年では煽り運転関連のニュースをよく観るようになりましたが、本当に怖いなと思います。
僕の後輩の話
余談ですが…
最近、会社の後輩(20代前半)が車を手放したという話を聞きました。
2年ほど前にローンを組んで400万ほどで買ったようですが、250万ほどで売り払ったようです。
「どうして手放したの?」と聞いたところ…
「月々の出費を抑えたかったのと、抑えた出費を投資に回したかったんです。あと実際良い車に乗ってみて、自分が人生で欲しているのはこれではないなと思ったので、勿体ないかなと思いましたが損切りしました。」とのこと。
「はぇ~めっちゃ賢い!」
やはり最近の若者はしっかりしてますね笑
通常、物を所有したいという欲望は大きいものですが、買う瞬間がピークで、実際所有してみるとその喜びというものはどんどん下がっていきます。
彼も「欲しい!」と思って買ってみたものの、その後冷静に自分の性格や人生を見つめ直して手放すことに決めたのでしょう。
手に入れたものを、考えた上でちゃんと手放すというのはなかなか出来ることではありません。
素晴らしいことだと思います。
では、また次回。