こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
以前、経団連の中西会長が「終身雇用は守れない」という趣旨の発言をされたことに関して記事を書かせていただきましたが、今回、トヨタ自動車の豊田社長も同様の発言をしたことについてのお話に絡ませて自分の考えを述べさせていただきたいと思います。
豊田社長は5月13日、「終身雇用を続ける企業にインセンティブがあまりない」と終身雇用の継続が難しいとの認識を示し、他方、中途や派遣社員が増えてきていることに対し、「やりがいのある仕事に就けるチャンスが増えている」と述べました。
発言の前半は本音で、後半は詭弁であると思います。
要は、雇用の調整がききやすくて安く使える労働力が欲しいということです。
ですが、以前も書かせていただきましたが、終身雇用は日本に独自の雇用慣行で
①働かない、技術不足でかつ高給取りな中年社員を量産する。
②事業の転換に対し、人材の入れ替えがしにくい。
③上記の2点から国際競争力の低下を招いている。
というようなデメリットがあると思います。
そもそも労働者全体を見れば、新卒で採用されて一つの会社で勤め上げるということはレアだったわけで、一部の大企業に勤める人たちの特権だったわけです。
その一部の大企業の代表格であるトヨタ自動車の社長が、このような発言をしたことでまた波紋を広げそうです。
個人的な意見を述べさせていただくなら、雇用者には厳しい世の中になっていきますが、この流れはやむなしと思います。
世界に類を見ない少子高齢化で経済が縮小していく日本で、企業も人も生き残っていくためには変化せざるを得ないのです。
ですから、やはり僕たちも変化せざるを得ません。
では、どう変化すればいいのか…
答えは人それぞれですが…
例えば…
・今勤めている会社で「自分の良さ」や「能力」を磨いてオンリーワンな存在を目指してもいいでしょう。
・お金を貯めて、勉強して投資を始めてみるのもいいでしょう。
・資格を取ったり、技能を身に着けてリストラに備えたり、転職してもいいでしょう。
・ブログやYouTubeを始めて副業的に広告収益を得てもいいでしょう。
ですが、どういうことを始めるにしろ覚えておかねばならない大事なことがあります。
それは以下のようなことです。
・人間は好きなことしか長続きしません。何を始めるか悩んだときはなるべく好きなことの中から選んでください。
・何を始めるにしても、努力が要ります。また成果が出るまで時間がかかります。一朝一夕には上手くいかないということを肝に銘じてください。
・なるべくリスクを最小限に抑えるようにしてください(いきなり脱サラ、丁半博打のような投機など思い切り過ぎなことはしないこと)。
僕は30歳くらいから、本業以外の資格の勉強をしたり、お金の勉強をしたりしてきました。
また、最近このブログも書き始めました。
もちろん、資格を使って転職したわけでもないですし、大きな財産を築けてるわけでもないですし、ブログも始めたばかりで収益とか考える段階には全然ないです。
ですが、一人でなら生きていけるだろうという自信には繋がりましたし、なにより興味のあることをしていると人生がとても楽しいのです。
漠然と「これから先不安だなぁ…」と思っている方!
一緒に何か始めてみませんか?
あ…最後に一つだけ…
不安だからといって、他人が持ってくる都合のいい儲け話には絶対乗らないようにして下さいね。
大体の場合、罠なので。
では、また次回。