こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
今回は、社会人こそ勉強すべしというテーマでお話したいと思います。
先日こんなことがありました。
仕事が一段落して先輩数人とニュース番組を観ていた時の事。
番組の終わりに余談的にこういった問題が2問出題されました。
Q、世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょう?
A 約2倍になった
B あまり変わっていない
C 半分になった
Q、世界中の 1歳児の中で、なんらかの病気に対して予防接種を受けている子供はどのくらいいるでしょう?
A 20%
B 50%
C 80%
僕は、すぐに「これ、両方答えはCですよ」と言いました。
そして実際に答えはCでした。
先輩達は、僕のことを物知りだと勘違いして褒めてくれました。
しかし、何故、僕が答えを知っていたかと言うと、おそらく出題される引用元となったであろう本を読んだことがあったから…ただそれだけです。
ちなみに、こちらがその本です。
人間は思い込みによって世界を見ています。
しかし、事実をデータで観るとその思い込みは間違っていることがほとんどです。
人間は“良い情報”と“悪い情報”が提示されると、“悪い情報”の方を記憶に留めてしまいがちで、世界がどんどん悪い方に向かっていると勘違いしてしまうのです。
その事を正そうというのがこの本のテーマです。
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FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者: ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド,上杉周作,関美和
- 出版社/メーカー: 日経BP
- 発売日: 2019/01/11
- メディア: 単行本
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さて、余談が長くなりました。
今回のニュース番組を発端にした出来事は、僕が先輩達に“ドヤ顔”が出来ただけに過ぎませんが、もっと実益に結びついてしまう知識の差というものがたくさん存在します。
例えば…
所得税、住民税、社会保険料、年末調整や確定申告の知識を身に着けておくことで得する場面が出てくるかも知れません。
また異業種への転職などを考える時、どういった資格を持っているといいのか、どういった業種がこれから伸びてきそうなのかを知っておけば、いざと言う時に迷いが減るかもしれません。
あとは…お金の話なんかもそうですね。
お金に関わることじゃなくても、無趣味な人は、人生を彩る趣味なんかも興味のある知識を増やしていくことで見つかるかも知れませんね。
以前からよく言っていますが、ネットを使って得られる知識は“玉石混合”です。
嘘、大袈裟、紛らわしい大量の情報の中に“一握りの正確な情報”があると言っても過言ではないかも知れません。
間違った情報が流れる背景には、その情報を流すと情報を流した人自身が得をするから、書いている人自身が良く分からないまま書いているから…色々あります。
2チャンネル(現5チャンネル)の開設者のヒロユキ氏が昔このようなことを言っていました。
うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい
これは本当にその通りだと思います。
しかし、現在はネットに嘘が蔓延りすぎているため、気を付けても見抜くことって難しくなってきています。
例えば何か買いたい物があったとして、ネットで調べたらまんまとステマにハマってしまって良くない商品を買わされてしまったり…よくあることです。
あとは、ネットの中のインフルエンサーが言ってることを良く調べずに鵜呑みにしたら、間違った情報だった…なんてこともありますね。
さて、こういったことを出来る限り回避するためには、調べ物をする時は複数の情報元から情報を得て、比較し、精査するようにしなければいけません。
また、普段から本やネットなどから情報を収集し、情報のシャワーを浴びておくようにしましょう。
あまり穿った見方ばかりするのも良くないですが、騙されにくい癖付けをしておくようにしましょう。
では、また次回。