こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
コスパのいい資格をご紹介第7弾。
今回は登録販売者です。
【目次】
登録販売者について
登録販売者はその名称からはどのような資格か想像しにくいですが、2009年6月に改正薬事法が施工され、新設された一般医薬品の販売に関する資格です。
薬剤師の業務の一部を行える資格を作る目的で規制緩和的に創設された資格です。
この資格を取得すると一般医薬品のうちリスクの高い第1類医薬品(薬剤師のみが扱える)を除く第2、第3類医薬品の販売に携わることができ、ドラッグストアなどで働くことができます。
2015年までは受験資格としてドラッグストアなどでの実務経験が必要でしたが、今は誰でも受験が可能です。
ただし、実務経験なしで登録販売者を取得しても店舗管理者になることはできません(登録販売者見習いのような扱い)。
店舗管理者として正規登録販売者になるには、5年の間に24か月分(月に80時間以上の勤務で1カウント)の実務経験が必要です。
正規登録販売者になるかは別としても資格取得しておくだけでも損はないと思います。
また、この資格は個人的にオススメです。
その理由を以下のようなものです。
①インバウンド需要でドラッグストア業界に勢いがあること。
②ドラッグストアで日用品や食品を扱うようになってきており、スーパーやコンビニの上位互換になりつつあること。
受験手続
登録販売者試験は都道府県ごとに少なくとも年1回行われています。
都道府県の地域ごとにブロックが作られていて、同一ブロック内では共通問題が同一試験日に実施されます。
この試験はお住いの地域に関係なく別の複数ブロックへの併願が可能です。
確実に受かりたい方は遠征して複数のブロックを併願する方法も取れますが、受験費用が嵩むのであまりお勧めはできません。
この資格の受験申し込みは電子申請ができません。各都道府県の願書配布場所で直接受け取るか、郵送で受け取る手続きをする必要があります。
受けるブロックによって願書受付期間、試験日が違うので注意が必要です。
登録販売者試験ブロック 引用 http://tourokuhanbaisha.npinc.jp/mail_magazine/e/18_0508_170030.php
合格率と勉強方法
登録販売者試験の合格率40~50%程度です。
仕事をしながら合格を目指す方は2~3ヶ月の勉強期間を見ておきましょう。
過去問中心の勉強で十分対応できますが、各ブロックによって多少出題傾向が変わりますので、本を買うよりも受験するブロックの過去問を3年分程度印刷してファイリングする方が過去問対策はしやすいと思います。
僕は家にプリンターがないのでスマホにPDFで保存してコンビニで印刷しました。
僕はその印刷した3年分の過去問に補助的に『7日間でうかる!登録販売者過去問題集』も使用しました。
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登録販売者の試験は午前60問(120分)、午後60問(120分)あり、全120問です。
問題は以下の項目に分かれています。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(20問)
・人体の働きと医薬品(20問)
・主な医薬品とその作用(40問)
・薬事関係法規、制度(20問)
・医薬品の適正使用、安全対策(20問)
です。
合格基準は、総出題数の7割(84点)以上得点すること、および試験項目ごとに都道府県知事が定める一定割合以上の正答率であることです。
合格通知など
金銭的コスト (僕の場合)
合計すると約25,000~30,000円程度のコストがかかります。
内訳は以下の通りです。
受験料 13,000~18,000円(受験ブロックにより異なります。)
参考書などの書籍代(PDF印刷代を含む) 3,500円
合格後の免許申請 7,000円強(登録する都道府県により異なります。)
書類などの郵送費 1,000円程度
なお、申請は実務に就いてからでないと出来ないので、僕はしておりません。
では、また次回。