こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
コスパのいい資格をご紹介第6弾。
今回は消防設備士乙種六類(以下消設乙6)です。
【目次】
消防設備士乙種六類について
消防設備士には、受験資格の要る甲種(1~5類、特類)、受験資格の要らない乙種(1~7類)があり、類別により扱える消防設備に違いがあります。
また、甲種は工事と整備を行えるのに対し、乙種は整備のみを行うことが出来ます。
簡単に言ってしまうと、甲種のあるものは乙種の上位互換ということです。
消防設備士の中で人気があり有用なものが4類と6類です。
今回ご紹介する消設乙6は消火器類を整備するための資格です。
また危険物乙種四類、第二種電気工事士、2級ボイラー技士などの資格と組み合わせてビルメンテナンスの仕事に就くことも可能です。
余談ですが、乙6ともう一つ取っておいたらいいであろう思われる消防設備士甲種四類は第二種電気工事士や陸上特殊無線技士の資格を取得すると受験資格を得ることが出来ます。
僕は取得して受験資格を得ていますが、他にやりたいことが今いくつかあるのでスルーしています。
受験手続
まず、お住いの都道府県、もしくはその近隣の願書受付期間、受験日について調べます。
消防設備士試験はどの都道府県で受けても構いませんが願書受付期間、試験日、試験内容が異なります。
基本的に人口が多い所が受験可能日が多くなってます(近畿では大阪)。
受験したい場所、日が決まれば願書受付期間内に電子申請か書面申請をします。
電子申請・・・インターネット上で受験申請すること。
書面申請・・・受験する都道府県の願書配布場所(各消防署など)で願書を貰い、直接持参または郵送で受験申請すること。
合格率と勉強方法とオススメ参考書
消設乙6の合格率は30~40%です。
気を引き締めてかかりましょう!
僕は以下の2冊を繰り返し学習して合格しました。


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試験は四者択一式の筆記試験(30問)と記述式の実技試験(5問)の合計35問からなります。
実技試験も実技試験とは名ばかりの記述式試験ですのでご安心を。
内訳は以下の通りです。
・筆記試験3科目
①機械に関する基礎知識(5問)
②消防関係法令(10問)
③構造・機能・及び工事・整備の方法(15問)
・実技試験
鑑別(5問)
合格基準は、筆記試験において各科目出題数の40%以上、全体で出題数の60%以上を修め、かつ実技試験で60%以上の成績を修めることです。
合格通知など
なお、免許申請書は合格通知と一体で送られてきます(危険物試験も同様)。
金銭的コスト(僕の場合)
合計すると約13,000円程度のコストがかかります。
内訳は以下の通りです。
受験料 3,800円
参考書などの書籍代 5,000円
合格後の免許申請 2,900円
書類などの郵送費 1,000円程度
免許申請の際の注意点について
消防設備士を取得し実務に就く場合は、定期講習があるので、その場合1区分(1つの資格)につき7,000円の費用がかかります。
試験を受けて合格だけしておいて、いざ必要になった時に申請するのも手です。
実務に就いておらず、講習受講義務違反による減点を受けたくない場合はこちらの方法をオススメします。
ただ、合格から1年以上しての申請では直近の証明写真を再度提出する必要があります。
定期講習を受けなければ、一回につき免許の点数(20点満点)が-5点されますが、受講義務違反だけでは-15点でキャップ(それより点数が引かれることがない限度)がかかるので、免許の取り消し等にはならないので安心してください。
つまり、免許を取得して実務に就かず講習も受けずに長年経過したとしても、それだけで免許が失効したりすることはありません。
では、また次回。