社会人のための勉強クラブ

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損保ジャパン、あんたもか!? 2020年度末までに国内損保事業の従業員4000人削減

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こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。

 

今回は、損保ジャパンのリストラのニュースについてお話したいと思います。

以前、三菱UFJ銀行の本部社員のリストラについて書かせていただきましたが、大手金融業界のリストラが止まりません。

cg-life.hatenablog.com

今回は損保ジャパンが2020年末までに国内損保事業の従業員を4000人削減すると発表しました。

これは2017年の従業員数に比して約2割ほどの削減になります。

システムのIT化によって生産性を高めて効率化を図り、削減する従業員については介護や警備など市場が伸びる事業への配置転換を進めるとのこと。

このリストラ策による21年度の収益改善効果は100億円を見込んでいます。

 

金融業界全般がIT化やAI化の影響で人手が要らない業界に変わっていきつつあります。

システムは自動化され、営業員や、窓口や電話口で顧客の要望を聞いたりしていた人たちがどんどんリストラされていっています。

これほど情報化社会が進めば、顧客側も自分で調べてネット型保険で申し込む方が楽で手数料も安く済みますもんね。

 

さて、もう一つ厳しいのは削減された従業員は配置転換されるとのことですが、その配置転換先がグループ会社の介護や警備の分野なのです。

もちろん、どちらの職業もなくてはならない大事な仕事であると思います。

ですが、今まで金融部門でやってきた方々がいきなり全然畑違いなところに行かされて仕事を続けていけるものでしょうか…。

邪推すれば、早期退職をさせるための損失を配置転換という形で発生させずに済まして、自ら退職を願い出てくるのを待つか、もしくはその部門ごと売り払ってしまおうなどと考えているのではないかと考えてしまいます。

 

以前もお話しましたが、僕が学生だった10数年前はメガバンクや大手保険会社は文系の学生にとって就職先の花形の一つでした。

それが10数年でこれほど世の中が変わってしまうなんて誰が予想できたでしょう?

その頃からすれば、スマホ一つで世界中の情報にアクセス出来たり、申込や決済まで出来るようになっているなんて僕は想像できませんでした。

僕たち一人一人の今置かれている状況は普遍的なものではなく、技術の進歩や政治的判断一つで簡単に変わってしまう可能性があるのです。

解雇規制も緩和されていきそうな流れになってきていますし、技術的な進歩で僕自身が今している仕事も長い目で見れば要らなくなっていくかもしれません。

常に世の中の流れにアンテナを張って、自分自身の生き方を常に模索するように心がけたいですね。

 

では、また次回。