こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
今回は、先日金融庁が公表した資料に綴られていた「年金の受給額低下に備えて国民は資産を運用して自助をする必要がある」という文言を受けて、ネットを中心に話題となっているのでお話させていただきます。
このブログは、「先行きの不安な日本をみんなで乗り切って行きましょうよ!」というコンセプトの元に書かせていただいているんですが、最近将来が不安になるニュースが多いですね(泣
年金について、結論から申し上げると制度が破綻することはないです。
破綻はしないですが、限りなく意味のないものになっていきます。
さて、年金について基本的なことだけ押さえておきましょう。
・年金制度は賦課方式です。
稀に勘違いしている方がいますが、現役世代が払っている年金は基本的には積み立てられているわけではなく、現在の高齢者の方々への給付に充てられています。
・年金の給付額はマクロ経済スライドで計算されています。
現役人口の減少や平均余命の伸びに合わせて、年金の給付水準を自動的に調整する仕組みです。
・現役世代の納付が高齢者への給付を上回ったら年金積立金として年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)によって管理、運用されます。
将来的に年金積立金は枯渇することも予想されており、そうなるとストックがないので、その年に納められた年金保険料収入をそのままその年の年金給付に充てるという完全賦課方式年金に姿を変えます。
少子高齢化の影響で現役世代が減り、高齢者が増えたら、マクロ経済スライドで必然的に給付額が減ったり、給付開始年齢が後ろ倒しになってしまいます。
数年前にあるテレビ番組で使用されていた有名な画像があります。
この通りに進むかどうか将来のことは分かりませんが、年金が期待できないものになっていくことはほぼ確実と言えます。
再三申し上げていることですが、これからは浪費を減らし投資になるべく資産を回さなければ厳しい未来が待っていると思われます。
まだまだ危機意識も実感もないかも知れませんが、給料からの引かれものが増えていたり、消費増税なども相まって、例えば10年前と比べるとかなり生活が厳しくなってきていると思います。
今はまだ変化がゆっくりなので徐々に慣れていって気が付かないかも知れませんが、鍋の中の水に入れられたカエルが、ゆっくり茹でられていっても気付かず茹であがってしまうように僕らも同じような状況に立たされています。
しっかり色んなことにアンテナを張って勉強するようにしたいものですね。
では、また次回。