こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
今回は、超個人的な話、わが社にも来た「同一労働同一賃金の波」というテーマでお話したいと思います。
以前にもお話しました来年4月に施行されます「同一労働同一賃金関連法」ですが、さっそくわが社にも、その波が押し寄せてきました。
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来年の4月を目途に、かなり大きめの合理化が来るようです。
詳しい内容は伏せますが、各々細分化されていた仕事の枠組みを取り外し、「何でも屋」のような仕事をすることになり、非正規にはない手当や時間外が削減されたりすることで給与が減る見込みです。
また年功序列の賃金体系を徐々に改めていき、能力などを重視する賃金体系に移行するとのことです。
それを受けての社員の反応は様々です。
年配の方、家族を持っておられる方は「どうしてなんだ!」と大反発をしています。
比して、若手の社員からはポジティブに捉えるとまではいかなくても、「まぁ、仕方ないよな。頑張ろう。」といった姿勢が見て取れます。
しかし、まぁ全体としてはだいぶネガティブな雰囲気が漂っています。
さて、では僕個人はどう捉えているかと言うと、現在は独身という気楽な立場ということもありますが、結構ポジティブに捉えています。
まぁ、こうなることはだいぶ前から分かっていたことですしね。
ポジティブに捉えている理由はいくつかあります。
- 社内の仕事のポジションが流動化することにより、縦割りの昇進コースから外れ、頑張り次第では自分の興味のある仕事を出来る可能性があるのではないかということ。
- 年功序列の評価体制を脱することにより、仕事を頑張ろうというモチベーションが高くなる。
- もし雇用が不安定になったり、給与が大幅に下げられることになれば、自ら仕事を辞してやりたいことにチャレンジするきっかけになること。
- 単純に人生に変化が加わるのは、ワクワクすること。
1.に関して
大企業は、各々の職域が狭く、また昇進コースなども固定化されている為、自分の将来というものがある程度見えてしまいます。
もし先輩や上司の仕事が魅力的に見えなければ、頑張って仕事して昇進しようという気持ちは薄れてしまいます。
社内の仕事が流動化すれば、頑張り次第では、自分の今の仕事と関係のない興味のある仕事に挑戦できる可能性が高まるかもしれません。
2.に関して
終身雇用、年功序列型の賃金というのは経済が成長している間はいいですが、日本のこれからを考慮すれば早めに改めるべきことだと思います。
1つの企業が社員の人生を保障するって考えてみればおかしいことですよね。
会社と社員は単なる雇用契約を結んでいるに過ぎないわけですから。
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3.に関して
「自分にはチャレンジしたいことがある。でも、辞めるのはもったいない気がする。」と燻っている人がいるとしたら、もし自分の雇用条件が大幅に悪化するようなことになれば、それが後押しになるでしょう。
チャレンジしたことによって、それがその人の人生にプラスになれば「災い転じて福となす。」となります。
4.に関して
気楽な立場だから言えることですが、人生に変化が加わることってワクワクします。
もちろん、誰が見たってネガティブな変化はダメでしょうけど、今回のように捉え方によってはポジティブな変化はちょっと嬉しかったりします。
僕の会社だけでなく、他の会社も同じ流れになっていくのは必至です。
だって、同一労働同一賃金は経団連の悲願であり国の方針です。
解雇規制が撤廃されるのも時間の問題でしょう。
激動する日本を乗り切って行かねばなりません。
では、また次回。