こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
みなさん、せっかく稼いだお金は有意義に使いたいですよね。
それには必要のない固定費を削ることが一番の近道です。
今回は、「保険会社の医療保険・生命保険は不要」というテーマについてお話したいと思います。
みなさんは、保険会社の医療保険・生命保険に加入していますか?
加入しているとしたら、どのような補償内容の保険に入っていますか?
保険に加入していても、自身の保険の補償内容まで答えられる方は少ないと思います。
商品の内容が良く分からないまま加入している保険に意味がありますか?
例えばですが、保険を解約して月に1万円の固定費を削ると、1年で12万のお金を節約することが出来ます。
年間12万というと、1人であれば国内旅行に数回行くことが出来ますよね。
もしくは、使わなくても貯蓄したり、投資に回したりしてもいいかも知れませんね。
今回は、そんな医療・生命保険について勉強しましょう。
【目次】
医療保険・生命保険は何のためにあるのか?
ざっくり言うと…
医療保険は、加入者が病気になった時の治療費を賄うために支払われるもの。
生命保険は、加入者が死亡した時に残された家族の生活を賄うために支払われるもの。
です。
よく、「保険は御守り変わりだ。」などということを言われる方がいますが、保険はもっとドライで現実的な商品です。
僕自身が保険に加入してしまっていた時の話
僕個人の話を致しますと、社会人一年目の時に会社に来たセールスレディーに勧誘されて加入しました。
彼女は、例えば「2人に1人は癌になる時代ですので高額な治療費に備えましょう」だとか「入院して働けなくなった時の収入保障が必要だと思いませんか?」だとか「万が一亡くなられた場合にお葬式費用だけでも準備しておきましょう」などと言って不安を煽ってきました。
僕は自分で言うのもなんですが、割とピュアな人間です笑。
しばらく悩みましたが、加入することにしました。
3年くらい前に解約しましたが、結果8年間で100万以上払い込んで、返ってきたのは骨折した時の一時金の5万円のみでした。
僕の事例の場合は、完全に損だったわけです。
医療・生命保険不要論の結論
では、民間の医療・生命保険に加入すべきなのでしょうか?
答えは「NO」です。
(生命保険の方に関しては入っておいていいパターンが稀にあります)。
何故かと申しますと、保険は保険会社が儲かるように出来ているからです(民間の企業なのですから当たり前ではありますが)。
また、日本は現在のところ社会保障が充実してる(少子高齢化で今後は厳しいかもしれませんが…)ので、万が一の時はそれで賄えてしまうからです。
それでもまだ不安な方のために(医療保険編)
では、みなさんの不安を打ち消していきましょう。
・「2人に1人は癌になる時代なので備えたい」
→確かに2人に1人が癌になっています。ですが、それは現在70歳や80歳になっているお年を召した方も含んだ数字です。
基本的に癌は年齢が上がるほど罹患率が上がっていきますので、若くして癌になる人は非常に稀です。
・「万が一、癌や大病を患ったら治療費が賄いきれない」
→現実的に治療費がいくらくらいかかると考えていますか?
日本では国民健康保険か社会保険に入っている場合、治療費に高額療養費制度というものを適応することが出来ます。
先進医療など一部適応対象外のものもありますが、ざっくり毎月8万円程度(所得により変わります)以上はかかった医療費が返ってきます。
例えば、3ヶ月入院して治療に専念しても25万円で済みます。
確率の低い万が一の毎月8万であれば、貯蓄しておいてそこから切り崩せばいいと思いませんか?
貯蓄なら病気にしか使えない保険よりも人生の色々な変化にフレキシブルに対応できていいと思いませんか?
・「病気で働けなくなったとき生活の保障が欲しい」
→会社の傷病手当金、休業補償給付(最大1年半、給料の3分の2程度)を活用しましょう。
病気が全快せず生活が立ち行かなくなったら生活保護もあります。
それでもまだ不安な方のために(生命保険編)
生命保険には①掛け捨て型と②積み立て型(学資保険、養老保険、終身保険など)があります。
掛け捨て型については、家庭持ちの方で自身が亡くなった場合、残された家族の生活が立ち行かなくなることが考えられる場合のみ入る価値があります。
掛け捨て型に加入するときのポイント
・子供が自立するまでなど必要な補償期間を考える。
・ネットの保険会社を比較して出来るだけ安いところで加入する。
積み立て型については、入る価値は全くないです。
積み立て型保険は保険と呼ばれているものの実際は保険ではありません。
手数料の高い投資商品です。
確かに契約するときに契約満了時の払戻金を見ると、お金が増えているように思いますが、投資と考えると利回りが異常に低く、もちろん元本割れなどのリスクもあります。
また、純粋に保険として見た場合も死亡時の保障が掛け捨てに比べてとても弱いです。
何かあった時に家族にお金を残したいなら掛け捨て保険に入って、投資をしたいならもっと利回りのいいものに投資するべきです。
医療保険・生命保険は今の日本において、ほとんどの場合不要です。
それどころか「保険貧乏」という言葉があるくらい、無駄な保険に加入することは、生活の圧迫にも繋がります。
今回は、「保険会社の医療保険・生命保険は不要」というテーマについてお話させていただきました。
では、また次回。