こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
今回は、会社を辞めたいと思っても衝動的に辞めてはいけない件についてお話したいと思います。
目次
- 参考書籍
- 会社を辞めたいと思ったことありませんか?
- 僕自身の転職活動体験記
- 辞めるのは良いけれど、準備をきちんとしましょう。
- 行動は大事。されど一気に動きすぎない方がいい。
- 転職すると年収は下がってしまう場合が多いことは覚悟しましょう。
参考書籍
今回この記事を書くきっかけとなった書籍をご紹介しておきます。
前川孝雄氏の『50歳からの逆転キャリア戦略』です。
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50歳からの逆転キャリア戦略 「定年=リタイア」ではない時代の一番いい働き方、辞め方 (PHPビジネス新書)
- 作者:前川 孝雄
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2019/11/19
- メディア: 新書
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まだ、僕は30代ですが、50歳と言わずにもっと早くから読んでおくべき良書だと思いました。
大企業に勤めている人の中には、自分の市場価値以上に自分に価値があると思い込んでいたりする人が多く、“いざ転職をする”となった時に、条件や待遇の悪さに愕然とすることがあります。
自分が本当に何をやりたいのか、どれくらいの給与があれば暮らしていけるのかを早くから真剣に考えていくことは大切なことです。
会社を辞めたいと思ったことありませんか?
社会人のみなさん、「会社を辞めたい!」と思ったことはありませんか?
実際に“辞める”“辞めない”に関わらず、社会人であればほとんどの人が通る道ではないかと思います。
僕自身も何度もあります笑
仕事自体は悪くないのですが人間関係にとても苦しんで、「こんな会社辞めてやる!」と何度思ったことか。。
でも、その度に
「でも、他に自分に出来ることってないしな…」
「せめて次の仕事見つけて辞めないとな…」
(結婚していた時は)「配偶者に迷惑をかけてしまうな…」
とか考えて動けませんでした。
僕自身の転職活動体験記
何年も前に実際に転職活動をしたこともありますが、そういう後向きな“逃げ”の転職活動ですし、仕事で得たスキルは他業種の仕事に生かせることもなく、行きたいなと思った企業には落ち続け、次第に行きたいわけでもない企業にも適当に転職活動をするようになりました。
甘言に誘惑され、いまいち何をやっているのか分からない業務委託の仕事の面接を受けてしまったこともあります。
“将来独立するのを支援します”とか“やりがいのある仕事です”とか“正社員で募集します”とか言っていたのに、実際に受けに行ってみると
「正社員コースと独立支援コースがあって、雇用形態は前者は正社員ですが、後者は業務委託です。」
と言われました。
そして言葉巧みに業務委託契約のコースを勧めてくるのです。
家に帰って調べてみると、そういう会社は所謂“使い勝手のいい人材”が欲しいので業務委託契約で採用しているようでした。
正社員を選ぶと落とされて、業務委託を選ぶと合格する。
そういうカラクリだとネットで知りました。
転職活動をしたことで、自分自身で「僕は、何をやってるんだろう…」と更に悩みを増やす結果となってしまいました。
結局、色々考えた末、転職せずに同じ会社に留まっています。
今となっては「あの時辞めなくて本当によかったな。」と思います。
辞めるのは良いけれど、準備をきちんとしましょう。
もしあなたが
“安い給料で身体や心を休める時間もなく忙殺されている。”
“上司や先輩のパワハラで身が持たない。”
などの本当に辛い事情があり、然るべき所に相談するなどの手段を取ることも出来ないなら早急に辞めることも検討すべきですが、そうでない場合はもう一度よく考えて下さい。
ブラック企業でない限りは、会社員は安定的な給与を貰えますし、福利厚生、健康保険、厚生年金などの面で恵まれています。
もし今の仕事をずっと続けるつもりがなくても、その恵まれた環境にいる内に、やりたいことを見つけたり、お金を貯めたり、勉強したり、準備できることはたくさんあるはずです。
また、積極的に学ぶ気になれば、今の仕事を続ける中でも学べる事もたくさんあるはずです。
行動は大事。されど一気に動きすぎない方がいい。
よく、「人間は考えているだけではダメで、行動をしてみることが大事。」なんて言われます。
年齢を重ねると本当にその通りだと思わされます。
でも、僕を含めた平凡な能力の人間は一気に大きく動いてはいけないと思います。
野球をやったことがない人が、何の練習もトレーニングもなしに大会で打席に立っても、まぐれでもヒットやホームランは生まれません。
まず、練習やトレーニングをして、練習試合をして…みたいな小さな行動からコツコツと積み上げるべきです。
転職すると年収は下がってしまう場合が多いことは覚悟しましょう。
余程実力のある方で、同業他社に転職するような場合を除いて、ほとんどの場合年収は下がってしまいます。
特に長年大企業で勤めていて、特定の仕事しかしてこなかった場合、年功賃金によって本来の社会人としての市場価値以上の給与を支給されているので、かなりガッツリ年収は下がってしまうことでしょう。
でも、別業種の転職先の会社からすれば、あなたはただの「即戦力ではないただの年を取った人」という評価なので致し方ないことのなのです。
如何ですか?
自分が何をしたいのか?って簡単なようで難しいですよね。
アニメのアンパンマンの歌に下のような一節があります。
子供のころは、何気なく聞いていましたが今思うと深いですよね。
なんのためにうまれて
なにをしていきるのか
こたえらえないなんて
そんなのはいやだ!
なにがきみのしあわせ
なにをして よろこぶ
わからないままおわる
そんなのはいやだ!
(引用)アンパンマンのマーチ
では、また次回。