こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
今日は約2年前に流行った仮想通貨について書かせていただこうと思います。
仮想通貨バブルについて
と言っても、仮想通貨自体のことを解説出来るような知識は僕には全くありませんが…
今更、仮想通貨?と思うかもしれませんが、この手のバブルは形を変えてたびたび出てくるものですので、今後も同じような話が出てくる可能性があります。
また近頃、かのソフトバンクグループ取締役会長である孫正義氏が仮想通貨の代表として有名なビットコインで145億円に損失を出したことが明るみになり話題になっています。
さて、みなさん仮想通貨というものがどういったものかご存知ですか?
なんとなくネットを介して売買したり、決済に使ったり出来るセキュリティーの高く便利なお金に代わるものである。くらいのイメージだと思います。
技術的なことを含めてその実態までを理解している方は、ほとんどいないのではないでしょうか?
ちなみに僕は、全く分かりません笑
では、何故そのような実態の理解できないものを沢山の人が欲しがったりしたのでしょう?
その理由は単純です。
皮肉なことにそれは「たくさんの人が欲しがったから」に他なりません。
そして、現実にその価値はどんどん高騰していきました。
そうすると、「よくわからないけど、みんな欲しがってるし、まだまだ値段があがるだろう」との期待感が更なる買いを呼びます。
そして、一時話題になった仮想通貨取引所に対するハッキング事件が起こります。
その結果、巨額の時価総額の仮想通貨が盗まれてしまいました。
当時、仮想通貨は万全なセキュリティーで守られていると思われていましたし、盗まれた後も「ブロックチェーン」?という技術で仮想通貨の在り処を突き止め、最終手段として「ハードフォーク」?することにより通貨の流れを巻き戻すことで取り返すことも出来ると言われていました。
しかし、結局盗まれた仮想通貨は戻ってきませんでした。
つまり、現状の仮想通貨には、みんなが期待している通りの機能や価値は存在していませんでした。
こうして仮想通貨バブルは終わりを迎えました(例え、その件がなくても遅かれ早かれバブルには終わりが来ていたと思いますが…)。
さて、これと同じようなことは昔からよくありました。
1637年にオランダで起こったチューリップ・バブルや、日本のバブル景気時に起こったゴルフの会員権バブルなどがそれに当たります。
庶民によく分からない儲け話が回ってきた頃には、ほとんどの場合手遅れで、庶民はそのバブルの養分になってしまうということが往々にして起こります。
このことから学ぶべき教訓があります。
それは「自分がよく理解できないものには手を出さない」「資本主義社会において庶民が簡単に儲けを出せる話は舞い込んでこない」ということです。
さて、あなたは「よく理解できていないもの」に手を出していませんか?
例えば、ごくごく身近な例をあげると、生命保険などの金融商品…入っている方がいましたらどういう契約内容か覚えていますか?また契約内容を理解していますか?
今一度、自分自身のことを身の回りのことを振り返ってみるのもいいかも知れませんね。
では、また次回。