こんにちは!『社会人のための勉強クラブ』部長のしーじーです。
今回は、コスト把握の大切さについてお話したいと思います。
僕たちは、日常の生活を送っていく中で色んなコストを払っていると思います。
お金なのか…時間なのか…コストにも色々な種類があると思います。
みなさんは、コストをきちんと把握していますか?
例えば100円の品物を買うとき、「これは自分にとって必要なのか?」「欲しいものなのか?」「100円の価値があるものだろうか?」とある程度考えて判断を下していると思います。
ですが、世の中には「無視した方がいいコスト」「見えにくいコスト」などがあり、正しい判断が下せなくなることがあります。
例えば…
埋没費用(サンクコスト)・・・無視した方がいいコストです。
あなたが友達と食べ放題のレストランに行くことを想像して下さい。
いざ食べ始めると、体調が良くないのかあまり食べられそうもないなんてことありませんか?
でも、「せっかく2000円も払ってるんだから!」と無理やり食べて余計体調を崩す…。
これでは楽しい食事も台無しですね。
返ってこないお金はなかったものとして無視するほうが賢明な場面がたくさんあります。
恋愛の場面でも、長年一緒にいたから(時間的、金銭的コストをかけたから)別れたいけどもったいない気がする…とかありそうですよね。
そういうときも、もしかしたらスパっと損切りした方がいいのかも知れません。
機会費用・・・見えにくいですが把握しておくべきコストです。
先日、知り合いがこんなことを言っていました。
「子供を大学に行かせたけれど2回生半ばで中退してしまった。高いお金を払ったのに!」と。
彼がいくら払ったのか分かりませんが、仮に学費やその他に300万払っていたとします。
ですが、コストは本当にこれだけでしょうか?
もし、彼のお子さんが高校を出てすぐ就職をしていたとします。
中退した2回生の半ばまで普通に働いていたとしたら400万くらいのお金を稼いだかもしれません。
ということは、学費の300万に機会費用(見えにくいコスト)の400万を足した700万を本当のコストとして見ることもできるということです。
700万というとすごい額ですよね…。
如何でしたか?
人間は感情の生き物ですから、合理的な判断を下しているように自分では思っていても、合理的になりきれていない場面ってたくさんあるんですよ。
コスト判断も先入観や感情が邪魔をしてしまうことが多いですが、冷静なコスト判断をするように心がけたいですね。
では、また次回。